都市未来研究会 IN NISEKO 連続講座 第2回「マイクログリッドが開く都市の未来」
場所：
ニセコ中央倉庫群旧でんぷん工場
参加費用：
無料
講師：橋本 泰作（はしもと たいさく）：⾧崎大学大学院工学研究科 研究員
モデレーター：土谷 貞雄（つちやさだお）
パネリスト：山本 契太（やまもとけいた）：ニセコ町副町長
世界は成長の限界を通り過ぎました。これからは成長から成熟へ、人口は縮小していきながらも豊かさや持続可能性を追求した社会の実現が求められています。そのために今までのような一つのシステムで全体をカバーするような都市整備の方法は向いていません。それはメンテナンスコストや運営コストの維持ができないからです。マイクログリットとはエネルギーや上下水道など都市のインフラを小さな単位で自立させていき、その小さな単位をつなぎあわせていくという考え方です。都市インフラに加えて、交通システムや社会サービスなども適正な規模の単位で運営する必要がでてくるでしょう。様々なレイヤーの違う規模の範囲をどう重ねていくのか、そのあたりに未来の社会の作り方のヒントがありそうです。今回は長崎大学の地域経済学を専門とする橋本さんがニセコに来るタイミングで氏の研究分野をわかりやすく解説してもらいながら未来の都市の構想についてみなさんと一緒に考えられる機会をもてればと思います。
橋本 泰作（はしもと たいさく）
1964年兵庫県生まれ 大阪府立大学大学院経済学研究科(公共経済学)修了 インサイドワーク合同会社 代表社員 日本プラチナタウン開発株式会社 代表取締役 ⾧崎大学大学院工学研究科 研究員（2020～） 東京大学大学院工学研究科 研究員（2017～2019） 1988年 光洋精工（現ジェイテクト）入社 総合技術研究所にて研究開発及び事業企画に従事
土谷 貞雄（つちや さだお）
1960年生まれ、暮らし研究家、建築家、アジアを中心に世界各地で未来の暮らしの展覧会をコーディネート、マレーシア、中国を拠点に活動。コロナの影響で２０２０年３型雨より日本に滞在、８月末からニセコに住み現在SDGs街区の企画設計を固めている。ニセコまち株式会社のアドバイザーを務める。
山本 契太（やまもと けいた）
ニセコ町副町長兼企画環境課長、まちづくり基本条例の策定やニセコリゾート観光協会の設立などを歴任。SDGs街区については、2018年ニセコ町SDGs未来都市選定時から担当課長として構想に携わってきた。